「インビザラインでできないこと=バイオメカニクス理論に基づく歯の移動」

写真は矯正歯科専門医が行なった

矯正治療終了後10年が経過したTTさま 34歳

上下左右第一小臼歯=前から数えて4番目の歯

・・・を抜歯して矯正治療を行ないました

左)治療開始直後

・・・と

中)2ヶ月経過時

・・・と

右)矯正治療終了後10年が経過現在の安定した歯列

通常包括的な矯正治療は

矯正動的治療=実際に矯正装置を入れて

歯を動かしてゆく期間

2年を目安に行って参りますが

本症例では3年の矯正動的治療期間

・・・がかかりました

骨盤が生理的に動く女性と異なり

本来骨の硬い男性では

若干長い治療期間がかかるのが普通ですが

それにしても2年半ほど

この症例の治療期間が3年にも及んだ

その理由の一つが右下犬歯の根の逆傾斜

通常奥の方に向かう右下犬歯

・・・の根が

この症例では逆に

手前の方に傾斜して

隣の小臼歯とちょうど

“ハの字”状態を呈していました

BiomechanicsInOrthodontics
矯正歯科学におけるバイオメカニクス=生力学

このような症例のような場合

continuous= 連続したアーチワイヤーだけだと

改善に多大な時間がかかるため

写真でお分かりの通り

インディアナ大バーストン教授の

“セグメンテッド・アーチ・テクニック”

・・・元法により近く

“Canine uprighter (犬歯整直装置)”

・・・を用い

写真で赤の線で示した

近心= 前の方に向かって傾斜していた

全ての歯の中で一番長い犬歯の根を

遠心=奥の方に移動させてゆきました

インディアナ大バーストン教授

・・・は

それ以前は

定性的に行われていた矯正力学に

生力学= “バイオメカニクス”の概念を導き入れ

理詰でその定量化に成功したのです

バーストン教授がコネチカット大に栄転した後に着任した

ハリソン・フォードに似てかっこいい

ユージーン・ロバーツの講習を受講しましたので

元法通りでも治療はできますが

お口の中に10本ものワイヤーが入ります

IndianaUnivSegmentedArchTechnique
10本のワイヤーがいちどきに口に入るインディアナ大セグメンテッドアーチテクニック

実は

カマクラデントフェイシャルオーソピディクス・山本歯科・矯正

・・・でルーティーンに行われている”MEMO”テラピー

インディアナ大バーストン教授の

“セグメンテッド・アーチ・テクニック”

・・・を最大で3本のワイヤーで表現できるよう展開し

日本人に合わせたものにしたものなのです

MaleAdultCrowdingExtCase
右下犬歯の逆傾斜を伴う成人男性叢生症例治療後

(写真は矯正歯科専門医が行なった

矯正治療終了後10年が経過したTTさま 34歳現在

の安定した歯列)

上下左右第一小臼歯=前から数えて4番目の歯

写真の赤い⇦が示す

前から3番目の犬歯と

前から5番目の第二小臼歯

の間に存在した第一小臼歯

上下左右抜歯して矯正治療を行ないました

矯正動的治療=実際に矯正装置をセットして

歯を動かした機関=3年0ヶ月

・・・を経て矯正治療を終了し

ちょうど10年が経過しておりますが

抜歯した隙間=抜歯空隙

・・・の後戻りはみじんも見られません

上顎犬歯の尖頭を示す黒い↓

・・・も下顎の3番目の歯と5番目の歯が接する

コンタクトにピッタリ一致しています

また正中=上下歯列の

左右の一番前の歯が接する線

=緑の↓で示す

・・・がぴったりと一致している事がわかります

MaleAdultCrowdingExtCaseBefore
右下犬歯の逆傾斜を伴う成人男性叢生症例治療前

(写真は上と同じ患者さんTTさま  21歳現在の矯正治療開始前の状態)

術前では

左側では

犬歯誘導が見られますが

右側の犬歯は

本来の歯根の向きと逆に

傾斜しています

正中の一致もみられません

赤のXで示す4本の小臼歯を抜歯して

矯正治療を行いました

そもそも抜歯矯正は

インビザライン向きではないのですが

矯正専門の団体が全会員の

これまでフィニッシュした

全症例中の抜歯頻度が57.4%

・・・であったと報告しているところから見ても

不正咬合の半分強がこの方法に適さないことを示しています

インビザラインが不得意なひとつに

歯の軸傾斜の改善があります

どうですか?

インビザラインで矯正治療を経験した方

こんな風に治っていますか?

そして10年後までこんな風に安定していますか?

 

 

  1. セファロって何?
  2. セファロの歴史
  3. セファロの目的 A) 形態分析による矯正歯科診断・抜歯基準・矯正治療方針の立案 B) 矯正治療前後の比較による矯正治療効果の判定 C) 成長量・アゴの成長発育方向の判定 D) 矯正治療結果の安定性の判定

 

 

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