ナンダ先生の久しぶりの来日に合わせ
矯正歯科専門医による本格的な矯正治療について語ってゆきたいと思います
ご存知の通り矯正治療には
生け花におけるように
いくつかの流派があります
当院でルーティーンに行われている
MEMO mechanics は
ナンダ先生の方法と同様
ドクター・バーストーンの
セグメンテッド・アーチ・テクニックを
その源流としています
その特徴としては
理論的には
それまで定性的に行われてきた矯正治療を
きちんとした数理として分析したこと
バイオメカニクスと呼ばれるこの理論は
何ら支点の存在しない
非ユークリッドの
フリー・ボディー・ダイアグラムを
その基盤にしています
矯正学界全体での
過去における治療例の7割を占める
抜歯症例でお話ししますと
歯冠より長い歯根を持つ歯は
単純に力をかけると
抜歯部位に向かって倒れ込んでしまいます
それを防ぐために
1/8 ~ 1/10 の圧下力を同時に加えるため
セグメンテッド・アーチ・テクニックでは
前歯部と奥歯部の中間に位置するループに
αβベンドと称ばれる約90°のベンドを組み込みます
冒頭に掲げた
当院創案のループ
ゴルファーがウッドとアイアンを持ち替えるように
最初はカマクラ・ジーン・ループ
で大雑把に早く
次にポー・ループで精密に
計画的に抜歯した空隙を閉鎖してまいります
また
生け花でいうと池坊みたいに
大きな財団である
矯正学に抜歯の概念を導入した
ドクター・ツイードの方法では
最初に犬歯を移動させてから
4前歯を動かす
二段階の方法をとるのに対し
我らがインディアナの方法では
6前歯を同時に動かしてゆきます
そのため約半年の動的治療期間が短縮されます
ところで
今回の新潟における
第82回日本矯正歯科学会その抄録で述べておられる
“ここのところの
非医療系の営利を目的とした
企業の参入から
現在矯正治療全体の25%に及ぶ
アライナーであるが
その成功率は15%~80%にとどまり
これはワイヤーを用いた固定式装置では
およそ容認される値ではない”
といった部分について
次回からもう少し詳細にほりさげてゆこうと思います
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カマクラデントフェイシャルオーソピディクス
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院長:矯正歯科専門医 山本一宏
日本矯正歯科学会認定医
日本成人矯正歯科学会認定医
日本矯正歯科協会(JIO)正会員
日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)認定医
American Dental Association,
American Association of Orthodontists,
World Federation of Orthodontists, Member