これからの予防医学のあり方: (歯科を眼中に入れない予防医学は寝言である)

スウェーデン食べられる歯磨き粉バイオジェニック

・・・と言われる様になってから久しく感じます.国は未だ管政権時代に表した予防歯科の健保適応も,矯正歯科専門医の認定も行なっておりません.

過去 blog で述べた様に,エコノミストの試算による,国民総予防歯科通院による経済効果は医療費の1/5までの削減です.20%減でなく,80%の減少です.

お正月が明けてまもない今日日ですが,もし孫が可愛くて1万円のお年玉を与えた祖父母が,もし歯を磨かず,予防歯科に通わず,糖尿病に罹患したとすれば,孫の世代からおよそ500万の医療費を搾取したことになります.

コロナ禍が明けてまた海外からの観光客がなだれ込むまでに,口臭をなくし,日本中を爽やかな吐息で裹みたいものです.

いちめんの菜の花の畑や,富良野のいちめんのラベンダー,いちめんのバーレー種の麦畑に至るまで,いちめんの同一種のフロラでは多種の紛れ込むスキがありません.口腔内細菌のフロラも腸内の善玉菌・悪玉菌のフロラと同一にいちめんの善玉菌が締めねばなりません.

当院が世界一と表明するスウェーデン,バイオジェニック・ペーストαは天然由来成分100%で,発泡剤・殺菌剤・研磨剤・保存料など一切含有しません.品薄で主婦連が血眼で探し回るヤクルト1000にも増して,この歯磨剤には上に掲げる様に16種の乳酸菌と24種類の酵母が含有されております.世界歯科大学ランキングで一位のイエテボリ大で研究開発されたわけですから.世界一と呼んではばからないことと存じます.

もちろん,予防歯科に定期的に通院せず,ムシ歯菌や歯周病菌のフロラをお持ちの方が,直ちにこの方法を実践なさっても,効果はありません.まず歯周プローブしたから,スケーリングによる歯石除去・プロによる器械的歯の清掃であるPMTC・ルートプレーニングで根面の滑沢化・アタッチメントの再付着を行い,しかる後日々のプラークリムーバーの使用,3DSによる除菌を行い,口腔フロラの改善が済んでからこの方法を試すべきです.

販売は当面通院されている方のみとさせていただきます.

https://www.youtube.com/@user-EluaLove8720

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微生物を殺菌する医療から共生する医療へのパラダイムシフト

マイクロバイオロジーフロラとの共生を目指す美容液Shion

画像は宅の愚息が衛生士と共にカマクラデントフェイシャルオーソピディクス・山本歯科・矯正同一フロアで展開しているRST医療ホワイトニングサロンで開発した美容液.

これまで美容液といえばアルコールを添加したりして,肌のマイクロバイオロジーのフロラを壊すものがありました.

現在,歯内療法でも,著者が歯学生時代に教わった様な,ホルマリンを貼薬したり,パラホルムで歯髄をミイラ化させる様なことは行いません.

結核で多くの方達がなくなった昭和初期,ストレプトマイシンの登場で,不治の病でなくなりました.結婚前日影茶屋の久楽でご一緒させていただき,親友とまでよんでくださった耳鼻科の永井医師がお教えくださったこと,それはそれまで方胸を切除していたご婦人が投薬で完治する様になったということ.

感染症には劇的な効果を表す抗生物質ですが,細胞内ミトコンドリアまで殺してしまうことから使用を控えるドクターもちらほら出てきている様です.

悪玉菌のフロラなら消毒して駆逐しなければなりませんが,善玉菌のフロラならそっとそのままにした方が,肌のターンオーバーの面からいいと言った内容が上述美容液のブロシュアにも記載されております.

https://www.youtube.com/@user-EluaLove8720

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セファロを駆使したヒトの成長発育の研究から見えてきたこと

インビザラインなどのマウスピース型矯正装置では対応が無理の
骨格性=骨からの問題がある不正咬合で
成長期にある子供の
顔面の成長発育をコントロールしてゆこうとするならば
ヒトの顔面骨格がどのように成長発育してゆくのかを知らなければなりません

我々矯正歯科医は
3700時間に及ぶ
その研修期間のうちで
ヒトの顔面骨格の成長発育を
みっちりと徹底的に勉強させられます

過去 blog でも何回か取り上げた話題ですが
いまだに
成長途中だから
顔が大きくなるにつれて
アゴも大きくなって
今あるデコボコの歯列が
自然にキレイになってくるのではないかと思っている人たちがいます

スキームはミシガン大
CHGD=ヒト成長発育権による
縦断的(=何人もの同一個体が成長発育してゆく各段階で採取した資料を追跡調査したもの)
・・・なデータを示します

左右の奥歯を結んだ線から前方の長径は
成長に伴い逆に小さくなっていることがわかります

mandibular growth
ヒトの下アゴの成長発育の様相

アゴの骨が下顎枝の後方で大きくなるのと同時に
下顎枝前縁では吸収してなくなってゆく様式をとることと

乳歯の一番奥歯のEが永久歯の5番に生え変わる際に
上アゴで0.9mm
下アゴで1.7mm
歯列弓長がリーウェイスペースと称ばれる
減少傾向を示すことが原因です

リーウェイスペース
リーウェイスペース

セファロによる
ヒトの
顔面骨格の縦断的な成長発育の研究から
こういった顔面各所が
どのような成長発育の様相を示すのかがわかるのです

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セファロを用いての矯正治療のアウトカムの判定

骨格性上顎前突OJ12mm
骨格性上顎前突OJ12mm
第17回日本矯正歯科協会(JIO)学術大会
第7回日本歯科矯正専門医学会(JSO)学術大会
「JSO会員の症例展示」
「顔貌に著しい改善を見た骨格性上顎前突成人女性症例」

スキームのセファロトレース黒が治療前
セファロトレース赤が治療後
治療前出っ歯だったこの症例で
治療前後で
マウスピース型矯正では不可能な
前歯2本分の後方移動が起こったことがわかる
突出した口唇も突出した口唇も
ほぼE-Lineまでの後退を見た

矯正歯科臨床において
症例分析による不正咬合の診断と
治療計画の立案以外で
セファロのデータの用途として最も利用価値の高いものとしては
スーパーインポジッション=治療前後のセファロの重ね合わせによる
矯正治療結果の判定があります

お伝えしたとおりセファロは
イヤーロッドで耳の穴を固定した
規格写真ですので
矯正治療前後で変化することがない
S点(蝶形骨トルコ鞍中点)
N点(鼻骨前頭縫合)
Superimposition SN plane at S
などを基準として
矯正治療効果の判定に用いることができます

いくらマウスピース型のインビザラインやアライナー
といえども歯を動かして
口腔顔面複合体の形と機能を変えてゆく医療であるなら
セファロ撮影は必須です

以前にお伝えした
都内から矯正装置を入れたまま転院された症例
でもお伝えしましたが

矯正治療方針の問い合わせと
治療前の資料の譲渡を依頼した時に
“資料は採取しておりません”
・・・なる回答を得たことをお伝えしました

最初の状態の記録がなければ
最悪の場合でも
裁判に持ってゆきようがありませんね?!

矯正治療前に資料の採取がない矯正治療は
避けておいて無難でしょう

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キチンと治る矯正治療の診断(セファロによる抜歯・非抜歯の判断基準)

Tweedの三角

さまざまな種類の不正咬合が存在します

昨夜の blog で診断のないところに
医療はないことを語りました

出っ歯・受け口などの前後的不正
開咬(奥歯があたっても前歯が合わない)・過蓋咬合(深い噛み合わせで下の歯が見えない)

・・・などなど

これらの原因が
歯にあるのか
骨格にあるのか
セファロを分析して診断してゆきます

一例を挙げれば
Tweedの三角です

スキームに示した通り
1. 下顎下縁平面と下の前歯のなす角が90°
2. 下顎下縁平面とフランクフルト平面のなす角が30°
3. フランクフルト平面と下の前歯のなす角が60°

症例では1.が108°あるため抜歯をして90°にするため
下の前歯を18°アップライトする診断となります

ボーンハウジング=骨の器
・・・に溢れずに収めることができなければ

溢れてしまったミルクが
元の瓶に戻せないように
骨の器を突き破って神経が切れて仕舞えば
歯は死んでしまいます

さらに歯列は拡大して口いっぱいになり
口元は”猿化”して
大顔になります

そんなことがないようにわたしたち矯正歯科医は
セファロ・レントゲンを撮影し
形態分析して
治療方針を立案して参ります

最近
矯正歯科医の手を離れて
一般歯科医の
さらには
クロネコヤマトをはじめとする
業者の関わることとなった矯正治療

矯正歯科医が専門院(一般歯科の看板がない)にて行う
矯正治療を除いて
一切セファロ分析が行われていない現状です

再三にわたって繰り返す通り
“セファロ分析のない矯正治療”
・・・はデタラメです

  1. いつまで経っても結果が見えない
  2. だんだん歯が出てきたように思う
  3. 口元がお猿のようにもっこりしてきた
  4. 顔が大きくなった気がする
  5. 全部の歯が滲みてきた
  6. 頭が割れるように痛い

・・・などの症状が出てきたら
待ったなしです
口ゴボになるのも嫌なら
お近くの矯正歯科専門院を受診してください

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矯正診断に必須のセファロは150cm離れたところから撮影する規格写真です

セファロの黎明
Broadbent による最初のセファロ
Broadbent により開発された最初のセファロ

セファロレントゲンの管球から被写体の正中矢状平面までが150cm
正中矢状平面からフィルム面までが15cm
1.1倍の前顔・横顔の映像が結像します

現時点ではそれをコンピュータに転送して
分析し
矯正治療における
診断
治療方針の決定を行います

そもそも
診断のつかないところに
医療は存在し得ません

セファロは・・・ 1931年に
元祖矯正歯科医=オーソドンティスト
エドワード・アングルが創立した
“アングル・スクール・オブ・オーソドンティア”
・・・の学徒だったホーリー・ブロードベントにより

AO誌=アングル・オーソドンティスト
・・・に掲載された
“新たなレントゲン・テクニックとその矯正歯科への応用”
・・・なる論文を持ってその嚆矢とします

ブロードバンドではありませんのでお間違いなく
ブロードベントは
当時国会議員で
財閥だった
ボルトンの資金援助を得て
(またご令嬢もいただいて)
この矯正歯科学の輝く金字塔とも言える
セファロの研究を完結させました
患者さんの左右の耳の穴を
イヤーロッドで固定し
1.5mの距離にある管球から
規格写真として撮影します

そして
骸骨上の
でっこみ・ひっこみに

S点
N点
A点
B点
Po点
Or点

・・・などの計測点としての名称を与えて
同一個体では
その経年変化である成長発育の方向と量

また他の個体と比較して
いい噛み合わせ集団と
一体どこがずれているのか?

・・・を数値的にわかるようにしました

我が家の新築を頼んだら
図面もなしにいきなり柱を立て始めた
・・・なんてことは絶対ないはず

おもに
矯正歯科
顎顔面整形歯科
顎顔面外科
・・・で撮影され
以外の診療科で用いることはまずありません

セファロなしの矯正治療は六分儀もコンパスもない航海であり
レーダーなしのフライト
土地勘のないタクシー運転手です

合挽き200g ちゃんと測りますし
図面もなしに家を建てることなどあり得ません

“私どもの工務店では
30坪の土地を購入くださったら50坪の平屋を建ててご覧にいれます”・・・
は嘘だし

県歯の会報が言うように
そもそも全ての症例でセファロ分析をしている矯正専門の団体が
“専門医の団体の調査での平均抜歯率は57.4%これと比較して大きく異なる場合は抜歯基準を見直すべき”
・・・としているにもかかわらず
全ての症例が非抜歯と謳っているのはおかしな話

大相撲でも入幕に八百長が行われたことを見抜いたのは
アメリカの統計学者でした
日常の勝敗の比率と大きくかけ離れていたのです

クリーニング屋の看板があれば
どこにだしてもキレイになって帰ってくるのは当たり前ですが
こと現段階でのわが国の矯正治療では残念ながら
‘矯正歯科’・・・の看板があっても治療の成功は必ずしも望めません

歯科・矯正歯科などと矯正歯科の比重を50%も看板に掲げているにもかかわらず
学会認定医等何の公的認定も受けていないところも存在し
セファロもなしに矯正治療を行なっている場所もありますので注意が必要です

現段階の日本においては歯の治療は歯科のみ看板で矯正歯科の併記がないところ
歯の矯正は矯正歯科のみで歯科の併記がないところを受診するのが無難でしょう

生きた歯を動かして行く
矯正歯科治療
ぜひセファロ装置を常備した
矯正歯科医か
歯科大学・大学歯学部
・・・を受診下さい

歯科医はデンティスト
矯正歯科医はオーソドンティスト

初めからそもそも違うのに
ここのところムシ歯の減少から
矯正歯科のマーケットの浸食してきた一般歯科医

さらに
クロネコヤマトが行う“Hanaravi”や
ホリエモンを巻き込んだ”Oh My Teeth”など
歯科医師の手を離れ得た業者が参入してきたことにより
さらに混迷を極めてきております

大切なのは
賢い医療消費者であるところ

1円でも安いところを探したり
子どものムシ歯から
自身の治療
おじいさんの入れ歯までやっている
100均歯医者を受診するなどの愚行に走ることなく

後で泣き寝入りをすることになるなら
最初からキチンとした
矯正歯科医に任せた方が良いでしょう

矯正歯科専門医の認定作業が遅々として進まない中
2年後に騙されたと気づくことがないように
目安としては

専門医会=JBO認定医

JOS=日本矯正歯科学会認定医

JAAO=成人矯正認定医

・・・などです

業者の認定は
これの含まれません
特に注意してください

矯正治療が失敗に終われば
多くの場合
費やされた時間と費用は戻ってきません

失礼なことなどひとつもありません
むしろ聴いてみるべきです

“先生セファロ分析はやっていただけますか?”

大学ではあらゆる診療科がレントゲン科に
撮影を依頼するように
当院は他医院からの依頼でも
セファロの撮影
QC=QuickCephStudio による
顎態診断と治療方針の立案を行っておいります

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矯正治療のほんと5)矯正診断におけるセファロの重要性

セファロの創設者ブロードベント

ネアンデルタールが出土しました
いったい現代人とどこが違うんだろう?

そこで・・・
ふたつを比較検討する目的で
N=Nasion, Or=Orbita
FH水平平面、Mp下顎下縁平面・・・など
人類学で決められた
計測点と計測平面が存在します

それが
1900年から連綿と続く
矯正学の歴史のうちで
ゴールデンエポックに数え上げられる
セファログラムに結晶しました

ブロードベンド先生による
ボルトン財団の資金援助によって
(御令嬢までいただいて)
それまで乾燥頭蓋で行われていた計測が
セファロ=頭部エックス線規格写真を撮影することにより
生体計測が可能となったのです

矯正学にセファロが導入されたことによって
メリットは・・・

  1. 不正咬合の歯と骨格の前顔・横顔全体から見た位置と前後・上下関係の診断
  2. 抜歯の必要性の検討
  3. 人種・性別・年齢ごとのいい歯並び・噛み合わせ集団との比較検討
  4. 顔面の成長発育量と方向の縦断的追跡
  5. 治療経過の把握
  6. 治療結果の治療前後の比較検討
  7. 治療後の安定性の判定

・・・といったように多岐にわたる情報を
安心・安全の矯正歯科医療に提供することができます

例えばあなたがブルドッグみたいに受け口だったとします
原因は骨格と歯によって4つのどれかに分類されます

  1. 下の歯が出ている
  2. 上の歯が引っ込んでる
  3. 下アゴが大きい
  4. 上アゴが小さい

4番目の問題でもし下顎まで小さくしてしまったら
呼吸にまで問題が出るはずです

こういったことを判定するために
わたしたち矯正歯科医が行う診断がセファロ分析です

ずっと以前ジャニの社長に就任した
イノッチが”朝イチ”で
“高額な治療費を払って治らないなんて・・・”
っていっていた通りで

逆に言えば
セファロ分析もしない矯正治療は
デタラメということができるでしょう

ただちょっと困るのは
設備に高額な資金が必要とされるので
大学や専門医院では可能なものの
多くの歯科医院では現実的でない
・・・ことが言えるでしょう

血を見るか見ないかで
身体のカタチを変えることは
手術と一緒

レントゲンもない病院で
手術を受ける気になりますか?

セファロを設備した歯科医院での矯正治療をお勧めいたします

次回はセファロの仕組みや
セファロを用いた矯正診断の仕方について語って参ります

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復顔法 髑髏さえあれば生前の顔が再現できる法医学的手法 矯正でも骨の移動で顔が変わります

復顔法

矯正治療のほんと4)

復顔法
復顔法

 

復顔法という法医学的手法があります

シャレコウベさえあれば
粘土を盛り付けて生前の顔が再現できる方法です

火曜サスペンスで見られたように
犯罪捜査=法医学的目的でしばしば応用されます

われわれ矯正歯科専門医は
これと同じように
次回 blog 配信を予定している内容である
セファロに包括される”美の基準”
・・・から診断し
治療計画を立案し
機能・安定性・審美性を兼ね備えた
正しい噛み合わせと美しい歯並びを設計してゆきます

矯正治療だけを専門として行うため
われわれ矯正歯科専門医は
歯科医師免許を取得した後
3700時間に及ぶ矯正歯科学のみの研修を受け
矯正歯科専門医の称号を手に入れます

昨今大流行の
インビザラインをはじめとした
マウスピース型矯正はじめは昭和大槙教授の音頭のもと
5年間の大学における研修を修了した歯科医師のみに認めたものでしたが
やがて光学的スキャナーでスキャンするだけのその簡単さから
矯正学の研修を受けていない歯科医の手にするところとなり
さらに最近では “Oh my teeth” だの “hanaravi” だの
医療ではない業者の手にすることにまで至りました

学問である歯科矯正学
医療である矯正治療が
白衣を着たビジネスマンの営むビジネスとなって
セファロによる安全性と治療計画を経ることなく
レントゲンによる骨の裏打ちを担保することなく
スキャンのみで行われるようになった現状です

これに対して
日本矯正歯科学会は単にブーイングの発信をするのみの対応であり
厚労省も見て見ぬ振りをしている様子

マウスピースで抜歯矯正を行う歯科医もわずかながら存在しますが
その大多数がセファロによる抜歯非抜歯の診断を経ることもなく
専門家の団体がセファロ分析から
約70%に抜歯の必要性を提唱していることも無視して
歯列を拡大するのみの矯正を行い
その結果大口・大顔を製造している現状です

非抜歯で矯正できればそれに越したことはありません
中にはマウスピース矯正にうってつけの症例もあるにはあります

非抜歯で矯正するということは歯列を拡大するということ
歯列を拡大することは口を大きくすること
顔を大きくすること
当然”美”の基準からは外れます

医者でもないものが
来院不要で
レントゲンも取らずに
宅配で
マウスピースによる矯正治療を行えば
ボーンハウジングと言われる骨の器を破って
歯が死んでしまう危険性すら生じます

また最近矯正歯科を専門に行う小院にまで
“これまで矯正治療を1例もしたことがなくても業者と組めば数十万の増収につながる”
といった内容にDMが来ることがあります

知らない街で
タクシーを渡され
免許もいらないと言われ
営業してもいいと言われても
一体どこに行ったらいいのか誰にわかるのでしょうか?

抜歯矯正まで含めインビザラインで
一定の結果を出している歯科医師もいますが
アメリカでは専門家が専門機器による診断から
正確に何ミリ後方にとか指示するのに

我が国ではセファロ診断もせずに
大多数が ”だいたいこんなふうに” とか
”いいようにやってください” だとか曖昧で
製作側でも困ってしまう事態も生じているようです

入れ歯ならまずくてもまた製作すれば済むのですが
自分のアゴを捨ててしまうう事はできません

心身に及ぶ健康被害が頻発してきた現況
1900年から歴史のテストを受けた
専門家である矯正歯科医による
次回の話題であるセファロのよる治療計画の立案を経た
安心・安全の医療をお勧め申し上げます

その矯正治療
セファロ撮影・分析がありやなしやで
ほんとかウソかわかるはずです!

気を付けないと
数年に及ぶ月日と時間
お金をドブに捨てることになります

https://www.jso.or.jp

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顔の骨の8割が歯が生えている上顎骨と下顎骨セファロ診断通りにデザインすれば美しくならないはずがない

顔の骨の8割が上の歯が生えている上顎骨と下の歯が生える下顎骨

矯正治療のほんと3)

昨夜一昨夜と二日間にわたって
顎顔面整形歯科を包括した
ワイヤーを用いた矯正治療から達成された
顔の著しい変化を紹介してまいりました

2症例とも学会が定義する ANB 7.0°
(セファロ分析結果=セファロにつきましてはこれまで何遍も語ってまいりましたが
矯正治療のほんとを語る上で最重要課題でありますので後述させていただきます)
・・・超の骨格性上顎前突です

残念ながらインビザラインをはじめとする
マウスピース型矯正装置では対応不可能な症例です

プロである矯正歯科医にしか治療できません

これらの骨格性不正咬合症例を
私たち矯正歯科医はセファロ分析から
コンピュータ分析を行い
治療のデザインをおこなってまいります

両症例とも使用したのは
顎顔面整形歯科的整形装置
目立たない透明な素材の歯に直接接着するブラケットと
ワイヤーからなる矯正装置のみで
いかなる美容整形処置も行なっておりません

改善したのは
歯並びの美しさ
噛み合わせ
口元の美しさ
顔全体のバランス
姿勢
首の太さ
・・・などなどです

顔の8割の骨(上のスキームの緑の上顎骨と薄緑の下顎骨)の形を
美の基準を内包するセファロ分析で
改善してゆくわけですから
顔が美しくならないわけがありません

プロである矯正歯科医による
セファロを駆使した
開始から終了まで一直線の矯正治療で改善する点は
体ばかりでなく
心にまで及びます

矯正歯科専門医認定試験が行われてから早2年
“通過”・・・通知が手元に届いてから1年と7ヶ月
医療消費者からは忘れさられた矯正歯科専門医であり
探すことは困難を極めるとは思いますが
生涯の健康と美容を託すわけですから
近いだの
安価だの
昔から通っているなどの
目先のことに問え合われず探してみる価値はあるようです

https://www.jso.or.jp/

https://www.youtube.com/@user-EluaLove8720

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顔を美しくするために矯正治療をするわけではない!でも顔が美しくならないならば矯正治療をする意味がない!

骨格性上顎前突青年症例

昨日から開始した
”矯正治療のほんと” シリーズ
第2)回目の投稿です

画像説明 :

①主訴 : 歯が出ている

②診断名あるいは主な症状 : 骨格性上顎前突

③年齢 : 18歳9ヶ月

④治療に用いた主な装置 : エッジワイズ装置・ヘッドギア

⑤抜歯部位 : 上下顎左右第一小臼歯

⑥治療期間 : 3年9ヶ月

⑦治療費概算(外税) : 初診料 ¥5,000  基本料 ¥720,000  処置料 ¥7,000

⑧リスク副作用 : 所見無し

昨今大流行りのインビザラインを代表とする
マウスピース矯正では対応不可能な
骨格性不正咬合のワイヤー矯正のみで
何らの美容整形を施すこともなくフィニッシュし
顔貌に著しい改善を見た症例の2日目です

ヒトの顔の骨の80%が,歯が植わっている骨であり
矯正歯科・顎顔面整形歯科治療で
セファロ分析からの診断・治療方針の立案をして
美の基準通りに上下の前歯をコントロールしてゆけば
自然と顔かたちが美しくなる事を示す2番目の症例です.

2018 10/31 から,3日間パシフィコ横浜で開催された日本矯正歯科学会国際大会で “3 decades of Dentofacial Orthopedics in Japan (日本における顎顔面整形歯科の30年)”として発表しました.ちょっと困った患者さんで,矯正歯科治療が受験と重なり,21回におよぶ当日キャンセル・無断キャンセル,16回におよぶ装置の破損から,当初の予定治療期間を延長し,3年8ヶ月の実際に歯を動かした期間がかかりました.顔貌の著しい変化が起きたことがわかります.なお本症例もひとつ前の症例同様,平成29年5月30日に施行された改定個人情報保護法に則って,患者さん本人の了承の上公開しております.


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