インビザラインなどのマウスピース型矯正装置では対応が無理の
骨格性=骨からの問題がある不正咬合で
成長期にある子供の
顔面の成長発育をコントロールしてゆこうとするならば
ヒトの顔面骨格がどのように成長発育してゆくのかを知らなければなりません
我々矯正歯科医は
3700時間に及ぶ
その研修期間のうちで
ヒトの顔面骨格の成長発育を
みっちりと徹底的に勉強させられます
過去 blog でも何回か取り上げた話題ですが
いまだに
成長途中だから
顔が大きくなるにつれて
アゴも大きくなって
今あるデコボコの歯列が
自然にキレイになってくるのではないかと思っている人たちがいます
スキームはミシガン大
CHGD=ヒト成長発育権による
縦断的(=何人もの同一個体が成長発育してゆく各段階で採取した資料を追跡調査したもの)
・・・なデータを示します
左右の奥歯を結んだ線から前方の長径は
成長に伴い逆に小さくなっていることがわかります
アゴの骨が下顎枝の後方で大きくなるのと同時に
下顎枝前縁では吸収してなくなってゆく様式をとることと
乳歯の一番奥歯のEが永久歯の5番に生え変わる際に
上アゴで0.9mm
下アゴで1.7mm
歯列弓長がリーウェイスペースと称ばれる
減少傾向を示すことが原因です
セファロによる
ヒトの
顔面骨格の縦断的な成長発育の研究から
こういった顔面各所が
どのような成長発育の様相を示すのかがわかるのです
https://www.youtube.com/@user-EluaLove8720