矯正治療のほんと5)矯正診断におけるセファロの重要性

ネアンデルタールが出土しました
いったい現代人とどこが違うんだろう?

そこで・・・
ふたつを比較検討する目的で
N=Nasion, Or=Orbita
FH水平平面、Mp下顎下縁平面・・・など
人類学で決められた
計測点と計測平面が存在します

それが
1900年から連綿と続く
矯正学の歴史のうちで
ゴールデンエポックに数え上げられる
セファログラムに結晶しました

ブロードベンド先生による
ボルトン財団の資金援助によって
(御令嬢までいただいて)
それまで乾燥頭蓋で行われていた計測が
セファロ=頭部エックス線規格写真を撮影することにより
生体計測が可能となったのです

矯正学にセファロが導入されたことによって
メリットは・・・

  1. 不正咬合の歯と骨格の前顔・横顔全体から見た位置と前後・上下関係の診断
  2. 抜歯の必要性の検討
  3. 人種・性別・年齢ごとのいい歯並び・噛み合わせ集団との比較検討
  4. 顔面の成長発育量と方向の縦断的追跡
  5. 治療経過の把握
  6. 治療結果の治療前後の比較検討
  7. 治療後の安定性の判定

・・・といったように多岐にわたる情報を
安心・安全の矯正歯科医療に提供することができます

例えばあなたがブルドッグみたいに受け口だったとします
原因は骨格と歯によって4つのどれかに分類されます

  1. 下の歯が出ている
  2. 上の歯が引っ込んでる
  3. 下アゴが大きい
  4. 上アゴが小さい

4番目の問題でもし下顎まで小さくしてしまったら
呼吸にまで問題が出るはずです

こういったことを判定するために
わたしたち矯正歯科医が行う診断がセファロ分析です

ずっと以前ジャニの社長に就任した
イノッチが”朝イチ”で
“高額な治療費を払って治らないなんて・・・”
っていっていた通りで

逆に言えば
セファロ分析もしない矯正治療は
デタラメということができるでしょう

ただちょっと困るのは
設備に高額な資金が必要とされるので
大学や専門医院では可能なものの
多くの歯科医院では現実的でない
・・・ことが言えるでしょう

血を見るか見ないかで
身体のカタチを変えることは
手術と一緒

レントゲンもない病院で
手術を受ける気になりますか?

セファロを設備した歯科医院での矯正治療をお勧めいたします

次回はセファロの仕組みや
セファロを用いた矯正診断の仕方について語って参ります

https://www.youtube.com/@user-EluaLove8720

https://blogmura.com/profiles/11154434/?p_cid=11154434

にほんブログ村 健康ブログ 歯磨き・歯の健康へ
にほんブログ村

にほんブログ村 美容ブログ 歯列矯正へ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ 歯科医へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください