以前の blog でも語った通り,いつもだと鎌倉駅に降り立っても,江ノ電を乗り継ぎ,鎌高前の”スラムダンク踏切”に沿って,七里ヶ浜シーサイド通りを潮端に沿って,捻れた音叉の形をした坂を登攀して,我が家に帰るのですが,今夜は三日続いた学会出席の後でもうへとへと.駅前からタクシーに乗ったところ,タクシーは若宮大路を八幡様の方に左折.八幡宮を右に見て,巨福呂坂・・・を今帰ってきたばかりの東京方面に向かって・・・なんて勘弁して欲しいですよね!
2000年第59回の日本矯正歯科学会大会において,矯正治療黎明期20世紀初頭の著名な矯正歯科医であるDr. Calvin S. Case の言葉を引用して語った言葉をもって,日本矯正歯科学会としての統一見解としたようでした.すなわち,”The failure to extract teeth when demanded is quite as much malpractice as the extraction of the teeth when not demanded.(必要なときに抜歯しないでいるのは,抜歯をしてはいけない症例で抜歯をするのと全く同様,間違った治療だ.)”
数年前の大会でも質問に立った認定医ではない会員が議論を“抜歯・非抜歯”・・・にもってゆこうとしたところ,座長によって遮られる一面がありました.現時点で,学会レべルの議論はエビデンスをベースにしています(Evidence based medicine).学会レべルで議論に決着がついているにもかかわらず,非抜歯論を振りかざすというのはまさしくエンピリカル= EBMについては= http://www.dentfaco.com/dentfaco_sos.html・・・をクリック!
当院における2年8ヶ月の動的治療期間でフィニッシュした女性骨格性上顎前突不全症例について初診時から・試料採取・診断・治療方針の立案まで語ってまいりました.だいぶ濃〜い内容だったので疲れちゃったかな?最後までお読みくださりありがとうございます.矯正治療結果につきましては次回の blog でお伝えしてまいります.