さまざまな種類の不正咬合が存在します
昨夜の blog で診断のないところに
医療はないことを語りました
出っ歯・受け口などの前後的不正
開咬(奥歯があたっても前歯が合わない)・過蓋咬合(深い噛み合わせで下の歯が見えない)
・・・などなど
これらの原因が
歯にあるのか
骨格にあるのか
セファロを分析して診断してゆきます
一例を挙げれば
Tweedの三角です
スキームに示した通り
1. 下顎下縁平面と下の前歯のなす角が90°
2. 下顎下縁平面とフランクフルト平面のなす角が30°
3. フランクフルト平面と下の前歯のなす角が60°
症例では1.が108°あるため抜歯をして90°にするため
下の前歯を18°アップライトする診断となります
ボーンハウジング=骨の器
・・・に溢れずに収めることができなければ
溢れてしまったミルクが
元の瓶に戻せないように
骨の器を突き破って神経が切れて仕舞えば
歯は死んでしまいます
さらに歯列は拡大して口いっぱいになり
口元は”猿化”して
大顔になります
そんなことがないようにわたしたち矯正歯科医は
セファロ・レントゲンを撮影し
形態分析して
治療方針を立案して参ります
最近
矯正歯科医の手を離れて
一般歯科医の
さらには
クロネコヤマトをはじめとする
業者の関わることとなった矯正治療
矯正歯科医が専門院(一般歯科の看板がない)にて行う
矯正治療を除いて
一切セファロ分析が行われていない現状です
再三にわたって繰り返す通り
“セファロ分析のない矯正治療”
・・・はデタラメです
- いつまで経っても結果が見えない
- だんだん歯が出てきたように思う
- 口元がお猿のようにもっこりしてきた
- 顔が大きくなった気がする
- 全部の歯が滲みてきた
- 頭が割れるように痛い
・・・などの症状が出てきたら
待ったなしです
口ゴボになるのも嫌なら
お近くの矯正歯科専門院を受診してください
https://www.youtube.com/@user-EluaLove8720