画像説明 :
①主訴 : 歯が出ている
②診断名あるいは主な症状 : 骨格性上顎前突
③年齢 : 18歳9ヶ月
④治療に用いた主な装置 : エッジワイズ装置・ヘッドギア
⑤抜歯部位 : 上下顎左右第一小臼歯
⑥治療期間 : 3年9ヶ月
⑦治療費概算(外税) : 初診料 ¥5,000 基本料 ¥720,000 処置料 ¥7,000
⑧リスク副作用 : 所見無し
ヒトの顔の骨の80%が,歯が植わっている骨であり,矯正歯科・顎顔面整形歯科治療で,セファロ分析からの診断・治療方針の立案をして,美の基準通りに上下の前歯をコントロールしてゆけば,自然と顔かたちが美しくなる事を示す2番目の症例です.
2018 10/31 から,3日間パシフィコ横浜で開催される日本矯正歯科学会国際大会で “3 decades of Dentofacial Orthopedics in Japan (日本における顎顔面整形歯科の30年)”として発表を予定しております.ちょっと困った患者さんで,矯正歯科治療が受験に重なり,21回におよぶ当日キャンセル・無断キャンセル,16回におよぶ装置の破損から,当初の予定治療期間を延長し,3年8ヶ月の矯正歯科動的期間(歯に取り外しのきかない透明の装置を貼り付け実際に歯を動かした期間)でフィニッシュしました.顔貌の著しい変化が起きたことがわかります.なお本症例もひとつ前の症例同様,平成29年5月30日に施行された改定個人情報保護法に則って,患者さん本人の了承の上公開しております.