「非抜歯で矯正するということは歯列を拡大すること!」
以前この blog でご紹介した通り
頭蓋は脳頭蓋と顔面頭蓋に分類されます
ヒトの顔を形づくる顔面頭蓋のうち
その80%が
上の歯が植わっている上顎骨と
下の歯が植わっている下顎骨
歯科大の法医学の教授が
乾燥頭蓋から粘土で生前の顔を再現する
複顔法についても紹介させていただきました
非抜歯で矯正するということは歯列を拡大すること!
・・・つまり
顔をでかくすること
おちょぼ口は褒め言葉
・・・でも
でかい口はそうではない
顔が小さいは褒め言葉
・・・でも
でかい顔はそうではない
看板には”歯科・矯正歯科”ってあるのに
セファロ分析もせずに (セファロって何?・・・にジャンプ!)
非抜歯非抜歯・・・っていって
拡大矯正歯科しかしないところに行けば
ブスにされてしまいます!
矯正専門開業団体が上げている歴史上全ての症例のうち
抜歯で治した比率は57.4%
大相撲の入幕に何か力が働いていることを見抜いたのは
アメリカの統計学者でした
通常の取り組みと明らかに開きがあったのです
非抜歯で矯正するということは歯列を拡大すること!
カニじゃあるまいし
横にしか行けない?
わたしたち矯正歯科医は
歯列を拡げたり
縮めたり
歯冠より長い歯の根をを平行移動させたり
歯を長くしたり
逆に骨の中に押し戻してゆくこともできます
拡大の技術しか持ち合わせていない歯医者は避けて無難です