「矯正専門医認定の一本化に向けて・・・1)」

昨日平成30年6月24日(日)

成人矯正学会と

第17回日本矯正歯科協会(JIO)学術大会

第7回日本歯科矯正専門医学会(JSO)学術大会

・・・が同日開催されました.

カマクラデントフェイシャルオーソピディクス・山本歯科・矯正

からも

「JSO会員の症例展示」

「顔貌に著しい改善を見た骨格性上顎前突成人女性症例」

カマクラデントフェイシャルオーソピディクス 山本歯科・矯正

(矯正歯科 鎌倉 dentfaco)

山本一宏

・・・として発表がありました.

画像説明 :

①主訴 : 上の前歯の並び

②診断名あるいは主な症状 : 叢生を伴う骨格性上顎前突

③年齢 : 19歳4ヶ月

④治療に用いた主な装置 : エッジワイズ・セラミック装置・ヘッドギア

⑤抜歯部位 : 上下顎左右第一小臼歯

⑥治療期間 : 3年6ヶ月

⑦治療費概算(外税) : 初診料 ¥5,000  診断料 ¥50,000  初診料 ¥720,000  処置料 ¥7,000

⑧リスク副作用 : 所見無し

また今回は院長以下スタッフ全員が両学会に出席し,

さらに

江原チーフの就任式もその晩ヒルズでおこなわれました

今回は

この blog でも再三語ってきた通り

専門医制度の覇権を争っていた

日本矯正歯科学会

日本成人矯正歯科学会

日本矯正歯科協会

でしたが,

日本矯正歯科学会から

両学会に

代表格の歩み寄りがあり

2020年横浜で開催される

第77回日本矯正歯科学会において

3学会公認のすべての専門医による

症例展示を行いたいとの提案がありました.

専門医会には

清水典佳日大教授元日本矯正歯科学会会長

・・・がお見えになり

講演が行われました.

以前にこの blog でも紹介させていただいた通り

氏は日本矯正歯科学会会長就任時ニュースレターに,

「・・・どの大会の商社展示でもアライナー型矯正装置(インビザライン等)のブースは華やかに飾り付けられておりました.同治療に関する講演もいくつかありましたが,私見ではその治療結果はマルチブラケット装置に比べ不満足なものに感じました.日本矯正歯科学会でも本装置による治療でトラブルが多く報告され問題になっており,さらに本装置は医薬品医療機器等法対象外の装置であるため,(中略)今こそ矯正歯科会が一丸となって問題解決に取り組まないと,矯正歯科界は邪悪な人々を滅ぼすための大洪水に見舞われるのではないか・・・」なる見解を示しております.

今回の講演でも,抜歯部位の誤りや,”今拡大しておかないと睡眠時無呼吸になる”等のおよそエビデンスから乖離した勧誘方法や,およそプロとしてあるまじき症例を示され,こうした内にも一般歯科医による矯正歯科治療による被害が拡大しており,消費者庁長田長官によって,この歴史に裏付けられた医療としての矯正治療が,エステ扱いされようとしていることが述べられました.

3団体に日本臨床歯科医会と矯正業者の団体が加わり,5団体としての矯正専門医認定機構(仮称)・・・の成立が期待されます.

 

 

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院長:歯科矯正医 山本一宏
日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)認定矯正歯科医
日本歯科矯正専門医学会(JSO)会員
日本矯正歯科協会(JIO)正会員
日本矯正歯科学会認定医
日本成人矯正歯科学会認定医
American Dental Association,
American Association of Orthodontists &
World Federation of Orthodontists, Member

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