日本歯科専門医機構認定矯正歯科専門医が行う小児矯正についてシリーズでお伝え中の第二弾です
画像説明 : MY
①主訴 : 歯が出ている
②診断名あるいは主な症状 : 上顎前突症
③年齢 : 12歳4ヶ月
④治療に用いた主な装置 : エッジワイズ装置
⑤抜歯部位 : 左上第一小臼歯のみ抜歯(下顎前歯部に癒合歯がみられたため)
⑥治療期間 : I 期 1年7ヶ月 II期 4年1ヶ月
⑦治療費概算(外税) : 初診料 同一家族割にて無料 診断料 ¥50,000 基本料 ¥600,000 処置料 ¥5,000
⑧リスク副作用 : 所見無し
兼ねてから矯正治療を開始時期を
混合歯列期(8歳頃)
永久歯列完成期(12歳頃)
・・・の2回とする所謂I期治療・II期治療に分ける diphasic 治療は行われていて
アメリカでも前回の日本矯正歯科学会大会にもお越しいただいた
ミシガン大マクナマラ教授らからも推奨されてきました
またこの時期は小児歯科医や一般歯科医からもアップローチされ
第II気になってから矯正歯科専門医にキャリーオンする慣わしでもありました
ところが矯正歯科医療の主導権は今や業者にわたり
やれ「I期治療で完結II期治療はいらない」
・・・などとおよそ公的機関の認定も受けていない輩が
金儲け目的で矯正歯科医療への参入を目にする機会が増えてきている様子です
(因みに国の定める矯正歯科研修機関は以下の30機関のみ)
https://jdsb.or.jp/pdf/list/2023_kyouseishika_shisetsu.pdf?t=1748826148052
今回のシリーズを目にされた方はもうお分かりであることと存じますが
矯正治療は多大な知識・技術・経験を必要とする専門領域であり
医院の選択を誤ると生涯にわたる心身の不調を訴える結果となることを過去一万に及ぶ blog でお伝えしたきた心算です
また厚労省がこの度医療広告ガイドラインを法改正してまで公認し
全国201名の日本歯科専門医機構認定矯正歯科専門医も
医療消費鵜者に対する医院選択に資する等行った目的で誕生したものなのです
冒頭の今回の症例の治療前後の側貌に
セファロ=頭部エックス線規格写真分析の値を重ね合わせた写真
からもお分かりの通り歯だけにとどまらず
顔の骨全体の合目的的な
顎顔面整形歯科= DENTOFACIAL ORTHOPEDIC な変化が見て取れると思われます
矯正歯科・顎顔面整形歯科はSNSが言うように
誰にでもでき即収入につながるような簡単なものでは決してありません
「医療は全てカバーされる」
・・・と国から言われているにもかかわらず
いまだに健康保険にも参入を受けていないこの領域への受診には
それなりの時間的・経済的覚悟が必要です
治療費は払ったものの何年にも何の変化も感じられない
或いは
最近なんだか口がとんがってきて猿のような横顔になってきてしまった
口がバカでかく大顔になってきたなどの口腔顔面領域のデテリオレートから
頭が割れるように痛いなどの全身症状
ひいては
最近気分がすぐれず出不精になってきたなどの精神症状が出てきている方
一度お近くの日本歯科専門医機構認定矯正歯科専門医を受診してみては如何でしょうか?
カマクラデントフェイシャルオーソピディクス
鎌倉市小町1-5-21, 森ビル3F
call : 0467-22-6702
e-mail : dentofaco@gmail.com
URL : http://dentfaco.jp
院長:歯科矯正専門医 山本一宏
歯科医師 肥田幸一郎
日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)認定歯科矯正専門医
日本矯正歯科協会(JIO)正会員
日本矯正歯科学会認定医
日本成人矯正歯科学会認定医
American Dental Association,
American Association of Orthodontists,
World Federation of Orthodontists, Member