インビザラインやめたほうがいい10の理由= 一矯正歯科医の意見2) 薬事を通過していない

2018年7月6日、かつて「オウム真理教」の教祖として「地下鉄サリン事件」を起こし、日本中を震撼させた「麻原彰晃(本名・松本智津夫)」死刑囚と教団幹部などの合計7名の死刑が一気に執行された.心理学的には,自我インフレーションと称ばれる肥大した自我が,仏教思想を歪曲.曲解し,信者を集め,独善的組織で反社会的行為を引き起こした.

死刑執行を決定するのは、ときの法務大臣.「えん罪の可能性」「責任をとりたくない」「宗教的信念」などの本人のポリシーから,死刑の決定をしない法務大臣が多い.しかし、上川陽子法務大臣は、オウム真理教の確定死刑囚に対しての死刑執行に踏み切られた.

麻原彰晃死刑囚ら7人に刑が執行された世論は賛否両論だが,上川陽子法務大臣は記者会見で「慎重にも慎重な検討を重ねた」と述べている.法を犯したものが裁かれるのは当然だし,これで法の正義は貫徹されたことにはなる.女性である上川陽子法務大臣の英断は讃えるべきではないだろうか.

一方,こちらは岡村 和美消費者庁長官.

薬事が通っていないものが,なぜ野放しにされ,しかも流行までしているのか?

インビザライン然り.

インコグニート然り.

かつて信州の大学に在籍していた時,口の周りの筋肉を鍛えるための,白衣のボタンほどの大きさのボタンが両脇についた訓練用具を輸入した.ところが,当時の厚生省からお呼びがかかった.

“前例がない”・・・がその理由.上京までして説明責任を果たしたが,その部屋全体を指差して,”お前らばかか?”・・・といって退席した.

またある学会での商社展示の会場.歯につけたブラケットと主線を結ぶリガチャーワイヤーにピンクのがあった.隣にいらした女医さんが”いま丸の内で流行ってるんですよ!”・・・って教えてくれたので,即座に購入.しばらく使っていたが,業者自体が廃業.自分で輸入手続きをすることとなった.まず電話した厚労省で最初に出たのは,麻薬捜査官.

本薬管なる書類を15枚ほど書かされた.しばらく輸入できたが,業者からストップが・・・.現在ピンクは欠品.レクサスなる車なら,赤くても黄色でも1回の申請で済むのだが,薬管になると赤で1回,緑で1回.というように色毎に別個に申請が必要とのこと.岡大で組織培養用の実体顕微鏡を購入する時の数十枚の書類作成が思い出された.鷹のマークの〇〇製薬や,茅ヶ崎製薬といったような製薬会社の護送船団方式がこんなところにも楽しく快適な医療に歯止めをかけている.

個人が取得しようと思ったらこんなに厄介な薬事.その薬事も通っていないのだから,即刻禁止命令を出せばいいだけのこと.

現在,GP= 一般歯科医によるインビザライン他の治らない矯正治療から,あまりの返金トラブルの多さに,消費者庁長官により,矯正医療自体がエステ扱いされそうになっている.アメリカではトップ100ジョブの1位を飾った矯正歯科が,地に落とされそうとしている.果たして一消費者庁の長官に,職務の煩雑さの責任から逃れるために,医療を崩壊させる権限が本当にあるのだろうか?

麻原の四女から,今も名をアルフと変え活動を続けている信者に対し,声明が出された.”夢から冷めてください!”・・・と.

生きた自身の体を改造する矯正治療も,簡単に済むものではありません.”早い・安い・簡単に済む”・・・などといった利益誘導に騙され,2年後にがっかりするなら,最初からお近くの矯正歯科医を受診してください.100年の歴史に裏付けられたコンベンショナルな矯正装置が”価値ある本当の矯正治療”・・・への最短近道です.

 

以後,下記のテーマで話を進めて参ります.

3)プロによる管理がなされていない

4)歯を動かすのに最適なのは持続的力・間欠的力ではない

5)非抜歯矯正向きだが専門家の団体が示している過去全体の抜歯必要割合は,統計上57.4%と掲げている

6)抜歯して治した症例も見たことはあるが,抜歯空隙も閉じ切ってなくて,不完全であり,長期間の安定性が得られるとはおよそ思えない

7)日本矯正歯科学会学会長が学会ニューズレターで”明らかにワイヤー矯正に比べ治療結果が劣る”・・・と表明

8)専門医会の調査から治っていると言えるのはおよそ10人にひとりかふたり

9)ワイヤーによるリファインメントの必要性が生じることがあるので,ワイヤー矯正をやっていない機関を受診するのは危険

10)生涯にわたる歯並び・かみ合わせの安定性を考慮した治療法の選択

 

  1. セファロって何?
  2. セファロの歴史
  3. セファロの目的 A) 形態分析による矯正歯科診断・抜歯基準・矯正治療方針の立案 B) 矯正治療前後の比較による矯正治療効果の判定 C) 成長量・アゴの成長発育方向の判定 D) 矯正治療結果の安定性の判定

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院長:矯正歯科医 山本一宏
日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)認定
日本歯科矯正専門医学会(JSO)会員
日本矯正歯科協会(JIO)正会員
日本矯正歯科学会認定医
日本成人矯正歯科学会認定医
American Dental Association,
American Association of Orthodontists &
World Federation of Orthodontists, Member

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